PRODUCT(製品紹介)
Actran 多層吸音効果
吸音層を簡単にモデリング
Actran のTrimmed Body 解析では、構造と流体の間に存在する複数の吸音層をメッシュレスで表現します(トリムコンポーネント)。Trimmed Body 解析に適しているのは、以下のような特徴を持った 自動車のトリム材のような吸音層です。
- 音圧変動に対しては剛壁
- 構造振動に対しては剛性が無視できる

インピーダンス縮約アプローチ
このアプローチは、吸音層のインピーダンスマトリクスが構造流体間のインターフェース自由度に縮約されるという考えがベースにあります。
トリムコンポーネントはActranによって自動で分割され、 それぞれ周波数依存のインピーダンスマトリクスが縮約されます。この縮約されたマトリクスは、トリムコンポーネントの構成が変わらない限り、再利用することができ ケースバイケース解析のスループットを上げることができます。
また、縮約マトリクスを計算する際に、対象となる周波数を選択することで計算時間を短縮できます。計算されない周波数については、計算されたマトリクスの内挿/外挿(線形)で求められますが、これはインピーダンスマトリクスが周波数依存に対する強い非線形性を持っていない場合に有効です。