RCCM-Structのサポート体制の変更について

FEMAP v2021 新機能のご紹介

本バージョンでは、主にジオメトリからのメッシュ生成・修正機能の強化、MSC Nastran SOL400への対応が行われました。

ジオメトリからのメッシュ生成・修正機能の強化

「メッシュサイズ伝播」機能の追加

  • 隣接するエッジのメッシュサイズを一致させる機能「メッシュサイズ伝播」を追加しました。
    • ジオメトリ間の隣接エッジ部での不一致メッシュの発生を抑制します!
    • 6面体メッシュモデルのインタラクティブなリメッシュを可能にします!

対象コマンド・ツール

  • [メッシュ]-[メッシュコントロール]
    • [カーブ上のサイズ]
    • [サーフェス上のサイズ]
    • [ソリッド上のサイズ]
  • [ツール]-[メッシングツールボックス]
    • [メッシュサイズ]
    • [サーフェスメッシュ]
不一致メッシュの抑制
6面体メッシュモデルのインタラクティブなリメッシュ

「メッシュサイズ伝播」オプションで、ペアリングするエッジ/リンクするサーフェスを検出するジオメトリの制限、許容値の変更などが可能です

メッシュコントロールエクスプローラを搭載

ジオメトリ(サーフェス,ソリッド)からのメッシュサイズ設定・生成を支援する機能、「メッシュコントロール エクスプローラ」を搭載しました。

対象コマンド・ツール

  • [ツール]-[他ウィンドウ]-[メッシュコントロールエクスプローラ]
  • [ツール]-[メッシングツールボックス]のメニューアイコン

機能

  • ペアリングされたエッジの可視化
  • ペアリングされていないエッジの可視化
  • リンクされたサーフェスの可視化
  • マスタ/スレーブ サーフェスの反転
  • マスタサーフェスへのメッシュ生成アプローチ

メッシュ干渉チェックの操作性向上・干渉判定方法の拡張

[ツール]-[チェック]-[メッシュ干渉]コマンドの操作性向上と機能拡張を行いました。

  • 遂次対話形式から、一括設定形式に変更しました
  • 干渉判定方法を拡張(干渉ファクタ/近接性ファクタの導入)

干渉ファクタ

エレメント間の干渉距離が指定値を超えている場合、干渉と判定します。

近接性ファクタ

エレメント間の間隙も含め、干渉チェックを行います。
間隙については、その距離が指定値以内の場合、干渉と判定します。

プリ処理

[ジオメトリ]-[カーブ-中心線]コマンド 対応形状の拡張

複雑なソリッド形状(らせん形状, 複雑なスプラインスイープ形状など)からの中心線の抽出を可能にしました。

中立面サーフェスのオーバーラップ自動修復

中立面の自動生成時、オーバーラップしたサーフェスを修復する機能を追加しました。 櫛状の分岐形状などの交差部に、余剰に作成されるサーフェスを削減することが可能です。

対象コマンド

  • [ジオメトリ]-[中立面]-[自動]

エッジ-エッジ間コンタクトの自動設定機能の強化

エッジ-エッジ間のコンタクト設定時に、ジオメトリ(対象:ソリッド,サーフェス,一般化ボディ)の内部エッジにコンタクトペアを生成するか、選択できるようにしました。

対象コマンド

  • [コネクト]-[自動]

※Simcenter Nastranでは、軸対称要素, 平面応力要素, 平面応力要素のみエッジ-エッジ間コンタクトに対応しています。

コンタクトリージョン設定項目の拡張(対象:MSC Nastran)

MSC Nastran専用の設定項目を、[コンタクトリージョン]ダイアログ([コネクト]-[コンタクトリージョン]コマンド)に、追加しました。

  • コンタクトリージョンの出力先に[サーフェス]を選択
  • [コンタクトリージョンオプション]ダイアログをソルバ別にタブ化し、MSC Nastranの設定項目を拡張(【領域オプション】ボタンから表示)

プロパティ拡張機能の追加(対象:MSC Nastran, Autodesk Nastran)

プロパティ定義時に、ソルバ固有の補助プロパティを設定できるようにしました。

対象ソルバと設定項目

  • MSC Nastran  :主に、SOL400用の積分タイプと挙動タイプ
  • Autodesk Nastran :最大許容圧縮応力(平面要素)

対象コマンド

  • [モデル]-[プロパティ]コマンド > [プロパティ定義]ダイアログ
    >> [プロパティ拡張を定義]アイコンをクリック

変数による荷重定義用の参照座標系を追加

[変数]による荷重定義時に使用される参照座標系として、[方程式座標系]を追加しました。
メソッド欄で[変数]が選択されている場合のみ有効になります。

対象コマンド

  • [モデル]-[荷重]
    • [ノード]
    • [フェース上のノード]
    • [エレメント]
    • [フェース上のエレメント]

ポスト処理

ソリッド 1次/2次要素 混在モデルのコンタ表示の改良

ソリッド1次要素と2次要素の接続部分で、コンタの平均化をするか、を選択するオプション[1次および2次タイプ]を、[コンタクトオプションの選択]ダイアログに追加しました。

※本機能は、6面体・ウェッジ・ピラミッド・4面体ソリッドの混在モデルで必要な場合があります。

ユーザインタフェース、初期設定、リスト

[エンティティ選択]ダイアログのリスト表示方法の変更

表示速度向上のため、1000行以上のリスト表示方法を変更しました。
選択リスト内の行数が1000行以上になると、自動的に 「***範囲選択済み」 に表示が切り替わります。

既存エンティティの設定カラーを取得

既存エンティティに設定されているカラー番号を取得する機能[カラーのマッチ]を、[カラーパレット]ダイアログに追加しました。

  1. [カラーのマッチ]ボタンを押す
  1. エンティティのタイプ、対象エンティティをグラフィックスウィンドウで選択

ソルバのフィルタ機能の追加

ご使用のソルバに必要な項目のみを表示する「ソルバのフィルタ」機能を追加しました。

フィルタ機能が追加されたコマンド

  • [コネクト]
    • [コンタクトプロパティ]
    • [コンタクトリージョン](【領域オプション】ボタン)
  • [モデル]-[マテリアル](【マテリアルタイプ】ボタン → 「その他のタイプ」)
  • [モデル]-[プロパティ](【プロパティ拡張】ボタン)

※[ソルバのフィルタ]設定は、初期設定が可能です。

初期設定手順

  1. [ファイル]-[初期設定]コマンドを選択
  2. [インタフェース]タブを選択
  3. 「解析フィルタを使用」をチェック
  4. [解析フィルタを選択]アイコンをクリック
  5. [フィルタするソルバを選択]ダイアログで表示対象のソルバをチェック
  6. [OK]ボタンをクリック

OpenMPのサポート(β機能)

高負荷のグラフィック処理や操作性を向上させるため、OpenMP(共有メモリ型マシンでのスレッド利用による並列処理)をサポートしました。

※本バージョンではβ機能(正式サポート前の機能)ですが、デフォルトで有効(ON)になっています。

※「Nastran一般マトリクス」要素の使用時は、本機能は使用しないでください。

OpenMP利用機能

エンティティの領域選択
※初期設定の設定必要
[新しいピッキング]:ON
領域選択で多数のエンティティを選択する場合のレスポンスを、
従来の5~10倍程度向上
[ピック-フロント]オプションがONの場合、5~15倍程度向上
ポスト処理・[ビュー]-[高度なポスト]-[アイソサーフェス]での結果表示
・[ビュー]-[高度なポスト]-[セクションカット]での結果表示
・複数タイプのエンティティの同時コンタ表示

OpenMPに関する追加オプション

  • [ファイル]-[初期設定] > [グラフィックス]タブ
    • グラフィックスオプション欄 – [新しいピッキング]
    • 高度なオプション/デバッグ欄 – [OpenMP],[オプション]ボタン

[関数/テーブルエディタ]をExcelから更新可能に

Excelでの修正内容を[関数/テーブルエディタ]に反映する機能[Excelへ接続]アイコンを追加しました。
※[Excelへ接続]アイコンは、[Excelへ送信]の実行後に表示されます。

グループのリスト時に[評価]の実行オプションを追加

グループのリスト時に、グループの[評価]を行う機能を追加しました。
この機能は、グループのリストに先立ち、クリッピングプレーン/レイヤ オプション/ルールを使って含まれているエンティティを確認([グループ]-[操作]-[評価]コマンドに相当)します。

対象コマンド

  • [リスト]-[グループ]

MSC Nastran SOL400対応

MSC Nastran SOL400(陰解法非線形)に対応しました。

SOL400 解析用ファイルのインポート/エクスポートに対応

  • エクスポート:[解析セットマネージャ] > 解析タイプに[30..陰解法非線形]を追加

SOL400用の接触/接着設定に対応

  • コンタクトプロパティへの設定項目の追加
  • コンタクトリージョンに「剛体オプション」ダイアログ追加

SOL400用のマテリアル設定に対応

  • [マテリアルタイプ]ボタン > 「その他のタイプ」 より選択

SOL400用のプロパティ設定に対応

  • [プロパティ拡張を定義]ボタンから拡張プロパティを設定

SOL400用の要素タイプに対応

  • PRODN1
  • PSHLN1
  • PSLDN1
  • PBRN1
  • PSHLN2
  • PCOHE
  • PBEMN
  • PCOMPLS

インタフェース

ジオメトリインタフェース

次のバージョンに対応します。

Femapインターフェースサポートする最新バージョン
Parasolid33.0
NXversion1926(2020)
Solid Edge2021
Pro/ENGINEER(現:Creo)Pro/ENGINEER 16 Creo6
CATIA V5
※有償オプション
V5 R8-V5-6 R2019 SP1
ACIS2019 1.0.1
JT10.6

解析プログラムインタフェースの改良(一部抜粋)

Simcenter Nastranのみ

  • モード法衝撃応答解析(DDAM:SOL187)対応
    • SELMODEカードの出力に対応
    • 次の出力要求に対応(PARAM,SHLMEM,YES)
      • 拘束条件式反力
      • エレメントひずみ
      • ビーム/シェル/積層要素の膜応力

Nastran(Simcenter Nastran, MSC/MD Nastran)

  • モード法周波数応答解析, モード法過渡解析で、計算に考慮するモードの指定をインポート/エクスポート対応

対応カード

  • Simcenter Nastran : MODSELカード
  • MSC Nastran : MODESELECTカード

ABAQUS

  • INPファイルのインポート時、ケース名の大文字/小文字を保持するように変更
  • INPファイルのエクスポート時、接頭文字を削除するように変更