バージョン:2020.1
Femapネットワーク版起動時に、FlexNet Licening error:-15,570が表示され、Femapが使用できない場合の対応法方法は?
原因は?
- ライセンスファイルで指定されいるサーバー名が間違っており、ライセンスエラーが発生している
- ファイヤーウォールで、ライセンス管理ツール「FLEXlm License Server」とクライアント計算機(=Femapを使用する計算機)間での通信が制限されている
これらが原因の場合、以下の設定を行えば問題が解消される場合があります。
ログファイルを確認
- スタート->Femap V2020.1->FLEXlm License Managerを選択します
- 表示されたLMTOOLS(=FLEXlm License Manager)において、「Config Server」タブをクリックします。
- Service Nameで、Femapのライセンスを稼働させているサービスを選択します。
- ログファイルを表示させる為、「View Log」ボタンをクリックします。
- 表示されたログファイルで、下記のようなメッセージが出力されていないかを確認します。
[表示例:ライセンスサーバー名がnserverなのに、nserver22と指定してしまった場合]
対処方法
「14:45:48 (lmgrd) “nserver”: Not a valid server hostname, exiting.」が出力されている場合
- FLEXlm License Server(=LMTOOLS)において、「Close Log」ボタンをクリックします。
- 「Start/Stop/Reread」タブをクリックし、「Stop Server」ボタンをクリックします。
- ライセンスファイルを、メモ帳などのエディタで読み込み、サーバー名の間違いを修正します。
- 上書き保存し、メモ帳などのエディタを閉じます。
- FLEXlm License Manager(=LMTOOLS)において、再度、「Strat/Stop/Reread」タブをクリックし、「Start Server」ボタンをクリックします。
- FLEXlm License Manager(=LMTOOLS)を終了させます。
「14:45:48 (lmgrd) Valid license server system hosts are: “nserver22″」が出力されている場合
- Femapでは、通信で、二つのポートが使用されます。表示されたログファイルで使用しているポート番号が2か所記載されている為、「 Listening port: 」をキーワードに探します。
14:47:39 (lmgrd) (@lmgrd-SLOG@) === Network Info ===
14:47:39 (lmgrd) (@lmgrd-SLOG@) Listening port: 27000
….
14:47:39 (esplmd) (@esplmd-SLOG@) === Network Info ===
14:47:39 (esplmd) (@esplmd-SLOG@) Listening port: 45000 - 使用されている二つのポートをメモします。
- 「Close Log」ボタンをクリックします。
- FLEXlm License Manager(=LMTOOLS)を終了させます。
- [コントロールパネル]を起動します。
- [コントロールパネル]において、[システムとセキュリティ]ー[Windowsファイヤーウォール」を選択します。
- 「詳細設定」をクリックします。
- 表示された「Windowsファイヤーウォール」において、「受信の規則」と「送信の規則」で、使用されているポートの通信を許可します。