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COLUMN(コラム)

登場!STLデータからの簡単リメッシュ機能

STLデータをSimcenter FEMAP にインポートすると、ほとんどの場合でリメッシュが必要ですよね?

Simcenter FEMAP v2021.2で搭載された、今までのリメッシュ操作よりも簡易に平面要素(三角形、四角形)のリメッシュを行える機能をご紹介します。

[メッシュ]-[メッシュ上のメッシュ]コマンド

その機能は、 [メッシュ]-[メッシュ上のメッシュ]コマンドです。

このコマンドは、選択したファセット(3角形や4辺形などの多角形の平面データ、ここでは平面要素)をメッシャー※1に送信し、リメッシュ設定に基づいて3角形または4辺形の平面要素を生成します。

※1 従来のメッシャーとは別に、Simcenter FEMAP v2021.2で追加搭載されたメッシャーを利用

■リメッシュ例

Simcenter FEMAPにインポートしたSTLデータには、下図に示すような細長い3角形の平面要素が含まれていました。このままでは品質が良くないので、解析用のメッシュとして使用できません。
そこで、[メッシュ]-[メッシュ上のリメッシュ]コマンドを使ってリメッシュします。

リメッシュ前のメッシュ

リメッシュ条件を設定します。
 ・メッシュタイプ(3角形 or 4辺形の平面要素)
 ・ターゲットエレメントサイズ(目安のサイズ)
 ・曲率改善
 ・メッシュ品質 など

リメッシュ設定のダイアログ

リメッシュ結果が、こちらです。

リメッシュ後のメッシュ

今回は、最終的に4面体ソリッド要素のモデルにしたいので、3角形の平面要素でリメッシュしました。

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