COLUMN(コラム)
2025.09.25
登場!STLデータからの簡単リメッシュ機能

STLデータをSimcenter FEMAP にインポートすると、ほとんどの場合でリメッシュが必要ですよね?
Simcenter FEMAP v2021.2で搭載された、今までのリメッシュ操作よりも簡易に平面要素(三角形、四角形)のリメッシュを行える機能をご紹介します。
[メッシュ]-[メッシュ上のメッシュ]コマンド
その機能は、 [メッシュ]-[メッシュ上のメッシュ]コマンドです。
このコマンドは、選択したファセット(3角形や4辺形などの多角形の平面データ、ここでは平面要素)をメッシャー※1に送信し、リメッシュ設定に基づいて3角形または4辺形の平面要素を生成します。
※1 従来のメッシャーとは別に、Simcenter FEMAP v2021.2で追加搭載されたメッシャーを利用
■リメッシュ例
Simcenter FEMAPにインポートしたSTLデータには、下図に示すような細長い3角形の平面要素が含まれていました。このままでは品質が良くないので、解析用のメッシュとして使用できません。
そこで、[メッシュ]-[メッシュ上のリメッシュ]コマンドを使ってリメッシュします。

リメッシュ条件を設定します。
・メッシュタイプ(3角形 or 4辺形の平面要素)
・ターゲットエレメントサイズ(目安のサイズ)
・曲率改善
・メッシュ品質 など

リメッシュ結果が、こちらです。

今回は、最終的に4面体ソリッド要素のモデルにしたいので、3角形の平面要素でリメッシュしました。
※3角形の平面要素から4面体ソリッド要素を生成するには、[メッシュ]-[ジオメトリ]-[ソリッド-エレメントから]コマンドを使用します。