COLUMN(コラム)
2025.03.14
流体軸受けの解析事例

Simcenter FloEFD for Solid Edgeを用いて、流体動圧軸受けを解析した事例です。
変数機能によりパラメトリックに寸法変更を実施することが可能でパラメータスタディを行った結果を容易に比較することが出来ます。
- キーワード:粘性流、同圧軸受け、MRF/SRF、スライディングメッシュ、層流、パラメータスタディ



流体軸受けとは?
流体軸受は、液体または気体の膜によって支持される軸受として、流体動圧軸受もしくは気体軸受としても分類され、それらは高荷重、高速回転の用途で使用されることもあります。通常のベアリングを流体軸受に置き換えることで騒音低減効果も期待出来ます。
解析概要
- この事例では、軸受と軸の間に発生する動圧によって支持する動圧軸受けを対象とした解析をマルチリファレンスフレームにより実施しています。
- Simcenter FloEFD for SolidEdgeでは、物体が回転する効果の定義は、SRF、MRF、スライディングメッシュが準備されており、遠心力、コリオリ力の効果を付加させることが出来ます。

- 流体軸受けの性能を決定する要因の一つであるグルーブの寸法(今回は深さ)による軸力の変化をパラメータスタディしています。
- Simcenter FloEFD for SolidEdgeでは、変数機能によりパラメトリックに寸法変更を実施することが可能でパラメータスタディを行った結果を容易に比較する機能も準備されています。
