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NEWS(お知らせ)

Actran 2025.1 リリース

Release Highlights

ePowertrain Noise Workflow Manager

ワークフローマネージャーに [ePowertrain Noise] が追加されました。構造モードと刺激係数を次数ドメインで表現することで、音響放射解析を行います。
ワークフローマネージャーでは、この解析手順を簡易化しています。

  • 構造解析結果と等価の放射パワー(ERP)を早期に確認
  • シュリンクラップメッシュを素早く作成、自動で解析をセットアップ
  • ピークノイズレベルの原因究明

EM Noise Workflow Manager

ベアリング荷重がサポートされました。
ROMAXから出力されたcsvファイルや、Mastaから出力されたBDFファイルをインポートできます。

  • NVHにおけるEM荷重とベアリング荷重の両方の影響を含めた評価
  • 軸モーターの挙動評価
  • 構造荷重のより良いマッピング

Contextual documentation

ワークフローマネージャの分かりづらい箇所について、ドキュメントが表示されるようになりました。
このドキュメントはダイアログの右上にあるインフォメーションアイコンで表示されます。
また、気になる属性箇所にマウスを合わせると、ヘルプテキストが表示されます。

機能や必要となる設定値などを確認できます。
またHTMLのページでより詳細を確認できます。

Automatic SEA subsystems creation

Actran 2021から自動サブシステム(AUTO_SUBSYSTEMS)が利用可能です。
これは、構造モデルをパッチに分ける機能で、パッチをランダム加振しその結果からエネルギーデータベースを作成しエネルギーコリレーションに基づくサブシステム内でパッチを再びグループ化します。
Actran 2025.1ではこのAUTO_SUBSYSTEMSがVI上でポート化されました。

  • 対話形式でサブシステム定義を作成
  • サブシステム構成を素早く比較
  • 最適な構成を容易に選択

3D to 1D trim conversion tool

Actran 2024.1から、3Dトリムを1Dトリムに自動変換できるようになりました。
この変換ツールはVIのトリム解析からアクセスできます。本バージョンでは1Dトリムの結果出力を改善する新たなパラメータセットが導入されました。

  • 3Dトリムの変換領域の拡張
  • 1Dトリムの精度コントルールを改善
  • 既存の3Dトリムを再利用することで時間コストを削減 
    (典型的な1DトリムについてVSEAの様なアプリケーションを使用)

Many more new features

  • Nastran-Actran間の互換性の改善
    SDAMPINGカードによるグローバル減衰をサポートします。PACカードのT2WLフィールドもサポートされ、exterior acousticコンポーネントの厚さを波長依存で指定できるようになりました。結果出力は選択した節点に限定されます。RMS結果では各計算ステップのログがf04とf06に出力されるためデバッグがより容易になります。
  • PLTViewerとWaterfallViewerのFFT変換
    時刻歴データからより簡単に周波数成分を抽出できるようになりました。
    (値を右クリックして[Compute DFT]を選択します)。
  • configuration fileのインポート
    下位バージョンのconfiguration fileをデフォルトのGUI設定でインポートします。
    (その都度最新バージョンを再設定する必要がありません)
  • 法線フィールドの可視化
    法線速度などのスカラーフィールドを2D平面上の法線ベクトルとして可視化します。
  • ARM processors
    ARM プロセッサの利用が可能になりました。

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