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[解析事例]汚染空気の換気

Simcenter FloEFD for Solid Edgeを用いて、窓がない部屋・店舗など、エアコンの外気導入を想定した換気の解析事例です。

キーワード
  • コロナ
  • 汚染
  • 室内
  • 空調
  • 拡散

解析対象

計算対象となる部屋のモデル

今回の解析事例の背景

新型コロナウイルス感染防止には、一定の換気を行うことが有効とされており、施設・職場・家庭などで換気を行うことが重要になっています。適切な換気として、「窓の開放による方法」と「機械換気を使用する方法」があり、窓の開放を1時間に2回以上換気を行うことが環境省から提示されています。ここでは、窓がない部屋・店舗などエアコンの外気導入の場合の汚染空気の換気シミュレーションです。

解析概要

  • この事例では、汚染された空気が部屋に充満している状態で、エアコンの外気導入と排気の場合とエアコンの外気導入と排気に加えて窓を開放した場合に汚染空気が新鮮な空気に置換される状態を比較しています。

項目
流体空気(汚染空気、新鮮空気)
温度20℃
流入風流量:0.1㎥/秒
新鮮空気流入量:20%
窓解放の場合(軽風相当)流速:0.1m/sec
新鮮空気流入量:100%
排気大気解法
汚染空気と新鮮空気の割合:50%
物理時間360秒
計算条件
  • 汚染された空気を赤色で、新鮮な空気を青色で示しており、部屋の中が全て青色に変われば換気完了です。
  • 窓を開けた場合、約300秒で部屋全体の空気が新鮮なものに置換されますが、窓を閉めた状態では360秒経過しても汚染空気が20%程度分布しています。
窓を開けた場合の汚染空気質量割合分布図
窓を閉めた場合の汚染空気質量割合分布図